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これまでの世界の均衡が崩れ、日本に暮らす私たちの暮らしも大きな余波を受け始めています。

どこかで起きることは、それ以外のところにも影響を及ぼすのだと知ることは、私たちが同じ地球の上に住んでいるのだということを、思い起こす機会になっているのではないでしょうか。

その結果として、資源の使い方や食のあり方を見直すなど、私たちの行動や意識も変わりはじめ、社会システムも変化しています。

「自分の未来」を大切にしながら、「集団としての持続可能な未来」を創造するために。

様々な情報が流れてくる今こそ、あなたの内側の感覚から本当に大切なものとつながり、ホリスティックに捉える力が必要です。

自然のしくみと調和がとれ、全ての生命が生かし合う世界を創り出すために、私たちにできることは何なのでしょうか?変化の担い手として、また今を生きる上で、知っておく必要があることはどんなことでしょうか?

その学びと探求の機会として本特別講座をご用意しました。

自然の摂理を学び、生命としての視座を得る

再生の現場で自然環境を見つめて活動されている各分野の専門家から、直接お話を伺い、対話する機会を持ちます。生態系への理解を深めながら、知識を超えた、ホリスティックな視座を体得していきます。

人間が持つ可能性を知り、行動のきっかけを掴む
プログラムを通じて、数多くの「私たち人間にできること」を学んでいきます。
旅路が終わるころには、ご参加者一人ひとりが未来に希望を持って、それぞれに次の一歩を踏み出し、リジェネレーション(生命の再生)の担い手になっていることでしょう。

仲間と出会い、共に歩む
ご参加者同士は、リジェネラティブな未来への願いでつながる仲間です。受講者限定のコミュニティで、対話を重ねたり、情報や気付きを共有したりすることで、お互いの視野を広げながら、将来にも続く絆を育んでいきます。


Day2リジェネラティブ・リーダーシップ
小林泰紘 Yasuhiro KOBAYASHI

エコシステミック・カタリスト / リジェネラティブ・ファシリテーター
一般社団法人 EcologicalMemes 共同代表・発起人 / 株式会社BIOTOPE 共創パートナー

人と自然の関係を問い直し、人が他の生命や地球環境と共に繁栄していく未来(リジェネレーション)に向けた探究・実践を行う共異体 Ecological Memes 共同代表/発起人。インドやケニアなど世界28ヶ国を旅した後、社会的事業を仕掛ける起業家支援に従事。その後、個人の生きる感覚を起点とした事業創造や組織変革を幅広い業界で支援したのち、独立。現在は、主に循環・再生型社会の実現に向けたビジョン・ミッションづくり、事業コンセプト策定、リーダーシップ醸成などを支援・媒介するフリーランスのカタリスト・共創ファシリテーターとして活動。『リジェネラティブ・リーダーシップ』を日本に伝え、実践・深化させるためのリーダーシッププログラムや翻訳活動も展開中。
https://lit.link/yasuhirokobayashi 

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Day3気候危機
江守正多 Seita EMORI

東京大学未来ビジョン研究センター教授
国立環境研究所地球システム領域上級主席研究員

東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。1997年より国立環境研究所に勤務。国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室長、気候変動リスク評価研究室長、地球システム領域副領域長を経て、2022年より現職。気候変動に関する政府間パネル第5次、第6次評価報告書主執筆者。

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Day4生物多様性
坂田昌子 Masako SAKATA

明治大学文学部史学科卒業。環境NGO虔十の会代表、一般社団法人コモンフォレスト・ジャパン理事、CEPAジャパン理事、生物多様性ネイチャーガイド、八王子古本まつり実行委員長等々。
高尾山の自然環境保全を中心に、生物多様性を守り伝えるためネイチャーガイド、ツリーハウス作り、生物多様性をテーマにしたイベントやワークショップ、勉強会を多数主催。現在は東京都の高尾山にコミュニティスペースと生物多様性情報の発信基地を兼ね備えた高尾ツリーダムカフェをセルフビルドで建築中。また生態系を読み解きながら行う伝統的手法による環境改善ワークショップを全国各地で開催。生物多様性の保全に尽力し、日本各地を駆け回りつつ、生物多様性条約COPや地球サミットなど国際会議にも継続的に参加。ローカルにしっかり足を据えながらグローバルな視点で動く環境活動家。

Day5森と海のつながり
川下 都志子 Toshiko KAWASHITA

非営利型一般社団法人Silva(シルワ)代表理事湘南国際村めぐりの森 混植密植植樹方式推進グループ グループ長、植生管理士、環境カウンセラー、生態系機能回復式 植生復元 発案者

宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授)の指導の下、失われた土地本来の植生復元に携わり16年目。主に本州を中心に東北~屋久島まで、植物生態学と土壌動物学をベースとした科学的根拠に基づき、官民・教育機関・福祉施設と連携し、累計約500件以上の植生を復元。Silvaの森づくりでは50年前から国内外で認められた方式を継承。その上で発展させてきた「生態系機能回復式 植生復元」により、低コスト・炭素排出量削減を実現し、地域の方へ環境教育・次世代育成認定事業を同時展開。2021年3月環境省【低炭素社会貢献賞】受賞。https://www.silva.or.jp/

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Day6|空気と水の循環
高田宏臣 Hiroomi TAKADA

NPO法人地球守代表理事、一般社団法人環境土木研究所代表理事、
株式会社高田造園設計事務所代表

国内外で環境土木による環境再生に従事。土中環境の健全化、水と空気の健全な循環の視点から、住宅地、里山、奥山、保安林等の環境改善と再生の手法を提案、指導。大地
の通気浸透性に配慮した伝統的な暮らしの知恵や土木造作の意義を広めている。行政や民間団体からの依頼で、環境調査、再生計画の提案、講座開催、および技術指導にあたる。主な著書に『土中環境』(建築資料研究社)『よくわかる土中環境』(PARCO出版)『これからの雑木の庭』(主婦の友社)、共著に地球守の自然読本シリーズ、他。
NPO法人地球守 https://chikyumori.org/ 

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Day7|農と人のつながり
桐村里紗 Lisa KIRIMURA

地域創生医/tenrai株式会社代表取締役医師
東京大学大学院工学系研究科道徳感情数理工学講座共同研究員

臨床医として予防医療から生活習慣病、在宅終末期医療まで幅広く臨床経験を積み、現在は人口最少県の人口最小の町・鳥取県江府町を拠点に、人を含むこの惑星全体を最適化するプラネタリーヘルス地域モデル(鳥取江府モデル)構築を行う。量子ゲート数理「四則和算」を応用した人の意識OSアップデートとポストデジタル社会へのシフトによる新文明の萌芽を描く。土と微生物を結節点に健康課題と地球課題を同時に解決するプラネタリーヘルスの理論と実践の新著『腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)が話題。

鮎川 詢裕子 Junko AYUKAWA

一般社団法人ワンジェネレーション 代表理事
前職時代に一貫して経営層と組織のパイプ役として経理・経営企画等に従事。当時の経営理念「豊かさと夢を実現する」これを個人、集団、世界全体で実現するとはどういうことなのか? — その探求心から、一部上場企業、外資系企業をはじめ、日本、中国などの様々な企業に対して、内面変革型の組織開発、CSV経営推進支援、リーダーシップ開発プログラムを提供。これまで100社以上、7000人をサポート。株式会社クラリティマインド代表。著書「最高のリーダーほど教えない」(かんき出版)

山口 有里 Yuri YAMAGUCHI

一般社団法人ワンジェネレーション
「人と自然が共に繁栄するリジェネラティブな未来を創る」をライフテーマに活動するインタープレナー(越境人材)。学生時代より環境問題に関心を持ち、エネルギー業界からの社会変革を志す。エネルギー企業に勤める傍ら、個人活動として、人と自然が共に繁栄する未来を探求するラーニングコミュニティ「リジェネラティブ・リーダーズ・カレッジ」を主宰。その他、SUNDREDパートナー、Sustainable Innovation Labフェローなどの肩書で、複数のコミュニティやプロジェクトを跨いで活動中。

プログラムの全体像(流れ)とセッション日程

・イントロダクション (10分)
・チェックイン ( 5分)
・講演① (40分)
・Q&A、ダイアログ (20分)
・休憩 ( 5分)
・講演② (40分)
・Q&A、ダイアログ (20分)
・内省、チェックアウト (10分)


※内容が一部変更となる可能性がございます。

Day1 5月20日(土) 9:00-11:30
「オリエンテーション:リジェネレーションの考え方に触れる」
・気候危機を今の世代で終わらせるために、今、私たちにできること
・すべての行動と決定の中心に生命をおく
・ー人、社会、地球のウェルビーイングをともに創る
ナビゲーター:鮎川詢裕子(一般社団法人ワンジェネレーション代表理事)


Day2 6月1日(木) 19:00-21:30
リジェネラティブ・リーダーシップの考え方に触れる」
・自然の叡智に学び、生命の摂理に根ざした組織やシステムの変容を促すための、新たなリーダーシップのパラダイム
・人が他の生き物や地球環境と共に繁栄していくリジェネラティブな未来を迎え入れるための在り方とビジネス実践の知恵
講師:小林泰紘(一般社団法人Ecological Memes 共同代表・発起人)


Day3 6月12日(月) 19:00-21:30
気候危機を知り、できることを考える」
・科学的見地から見た気候危機の現状と、これから起こりうる危機
・危機が生まれている背景と、目指すべき変化の方向性
・社会を動かすために、一人ひとりができること
講師:江守正多(東京大学未来ビジョン研究センター教授)


Day4 6月20日(火) 19:00-21:30
生物多様性の危機を知り、できることを考える」
・専門的見地から見た生物多様性の危機の現状と、これから起こりうる危機
・危機が生まれている背景と、目指すべき変化の方向性
・コモンズ、あらゆる生命の共用財産としての自然環境
講師:坂田昌子(一般社団法人コモンフォレストジャパン理事)


Day5 7月1日(土) 9:30-12:00
森と海のつながりを知り、できることを考える」
・生命の再生を支えている、森のはたらきと、海とのつながり
・日本の森里川海の現状と、それがもたらしている課題
・森林再生の現場からや、森里川海の循環を再生するために私たちができること
講師:川下都志子(非営利型一般社団法人Silva代表理事) 


Day6 7月15日(土) 10:00-12:30 ※現地参加:10:00-14:30
空気と水の循環を知り、できることを考える」
・生命の再生を支えている、自然の生態系がもつ空気と水の循環のしくみ
・空気と水の循環の現状と、それがもたらしている課題
・ー人が自然と共に生きた時代の伝統技術に学ぶ、生命を育む土木
講師:高田宏臣(NPO法人地球守/環境土木研究所)
※Day6はリアル(先着30名)とオンラインのハイブリッド開催となります。
※リアル会場:千葉・土気山ダーチャ
(現地参加の方は12:30~昼食(持参)後にダーチャ見学が可能です)
※リアル会場ご参加者は、本講座チケットご購入順での受付となります。


Day7 7月24日(月) 19:00-21:30
農と人のつながりを知り、できることを考える」
・生命の再生を支えている、植物を含めた生態系の連鎖のしくみ
・人間の食を支える農畜産業の現状と、それがもたらしている課題
・人と地球の健康、プラネタリーヘルスにつながる農の在り方
講師:桐村里紗(tenrai株式会社代表取締役医師)


Day8 8月2日(水) 19:00-21:30
ラップアップ「それぞれの気付きと次の一歩を分かち合う」
ナビゲーター:
山口有里(一般社団法人ワンジェネレーション)
鮎川詢裕子(一般社団法人ワンジェネレーション代表理事)


本講座は、ご参加のみなさまに以下の機会を提供します。


<現状の認知>
現在の地球環境の状況について、複数の分野の専門家から見聞きすることにより、多面的な視点から現状を捉えていきます。普段の暮らしの中では見えにくいところで起きている生命の危機にも目を向け、勇気を持って現実を直視していきます。

<背景の洞察>
課題を直視したら、その背景にある社会的なシステムにも目を向けていきます。一見遠くに感じられていた物事が、私たちの日々の思考や暮らしとどのように関連し、影響し合っているのか、そのつながり合いに気づいていくことによって、生態系の視点から人間社会を見つめていきます。

<視座の転換>
同時に、生命としての私たちの根源にある、自然のしくみ(摂理)について学ぶことによって、世界を見るための新たな視点を得ます。多様性を包摂し生命を再生し続ける、自然の在り方への理解を深めることで、生態系の一員としての人間の役割に思いを馳せ、二元論を超えた、よりホリスティックな(包摂的な)生命としての視座を得ていきます。

<内省と行動>
私達人間が担いうる、生命の再生のためのアクションがたくさんあることを学び、それらの中から、自分自身ができることを考えていきます。生命としての私たち一人ひとりが、人間の持つ可能性を自覚することで、それぞれに大切なものを大切にし、願う未来を導くために、内発的動機から生まれるアクションやコラボレーションの可能性を探求していきます。



これによって、一人ひとりが、未来に希望を持って、それぞれに次の一歩を踏み出し、リジェネレーション(生命の再生)の担い手となるのを支援します。

・一般:40,000円

・ペイフォワード(恩送り)チケット:60,000円

・ペアチケット:75,000円

・学生:大学生以下5,000円
(社会人経験者を除く)

・学生:中高生以下:0円
(フリースクール等含む)

講座詳細】
会場:Zoom(オンライン) 

※会場は別途ご案内いたします
※Day6はリアル(先着30名)とオンラインのハイブリッド開催となります。
※Day6をリアル会場で参加される方には、NPO法人地球守へ別途3000円以上のドネーションをお願いいたします。

期間:2023年5月~8月(集合講座は各回2.5時間、全8回)


学生割引チケットについて
※学生割引チケットをご購入の方は、申し込みフォームに「学校名」「学年」「年齢」を記入ください。
※学生証をご提示いただく場合があります。
※学校教育法で定める学校(中学、高校、大学、高等専門学校など)及びフリースクールに在籍されている方が対象です。ビジネススクールなどは対象になりません。
※これから社会に出る方のために割引を設定しております。社会人大学生の方は対象となりませんのでご留意ください。

●特典割引について
①書籍購入者への特典割引
「ドローダウン」「リジェネレーション」書籍購入特典の割引コード利用時 1,000円
挟み込みチラシに申し込み方法が記載されています。
お申し込み後、メールでご案内のコードを入力ください。(1冊につき1回有効)

②マンスリーサポーター割引
購入時にコードとして毎月のサポート額を「MM」の後ろに入力ください。
例:3000円の場合「MM3000」
※マンスリーサポーター割引と他の割引の併用はできません。ご了承下さい。

ペイフォワード(恩送り)チケットについて
※学生の参加・学びを応援するチケットとなっております。ぜひ時代の担い手の支援をお願いいたします。

録画と見逃し配信について
講座は録画を予定しており、チケットご購入の皆さまへ共有いたします。

■ 本講座は、こんな方におすすめです。

・テーマ(生命の再生、リジェネレーション)に関心を持っている
・地球温暖化や気候変動、社会課題対策に興味を持っている
・これからの世界、社会の在り方のヒントを得たい
・ウェルビーイングの実現に興味がある
・何か始めたいと思っているが、現状を知る機会やヒントが欲しいと感じている
・外圧や機械論的なアプローチに限界を感じている
・自分の生き方、働き方、行動と選択への疑問が湧き始めている
・自分がかかわれる分野や好奇心が持てるものを見つけたい
・今の時代に生まれ生きている意味を見つめ直したい
・SDGsへの具体的アプローチを知りたい
・ともにアクションを起こしていく仲間と繋がりたい
・この告知ページをやご登壇者の顔ぶれを見てピンと来てしまった

Day3「気候危機」を担当の東京大学/国立環境研究所の江守正多さん
Day2「リジェネラティブ・リーダーシップ」を担当する一般社団法人 EcologicalMemes 共同代表・発起人の小林泰紘さん
Day4「生物多様性」を担当する一般社団法人コモンフォレストジャパン理事、環境NGO虔十の会代表の坂田昌子さん
Day5「森と海のつながり」を担当の非営利型一般社団法人Silva(シルワ)代表理事の川下 都志子さん
Day6「空気と水の循環」を担当するNPO法人地球守/環境土木研究所の高田宏臣さんからのメッセージ
(トンネル内のライトがチカチカ光りますので光に弱い方はご注意ください)
Day7「農と人のつながり」に登壇のtenrai株式会社の桐村里紗さんからのメッセージです

世界を変える究極の力は、技術にあるわけではありません。それは、私たち自身、すべての人々、すべての生き物に対する畏敬や思いやりにかかっています。それが「リジェネレーション[再生]」です。

ポール・ホーケン
「Regeneration リジェネレーション 再生 気候危機を今の世代で終わらせる」より